尖がったものがけを紹介するブログ

自然から科学技術まで♪なんでも大好き雑食性☆気になったことを掘り下げます

なんじゃこりゃ!?テオ・ヤンセンが生み出す風食生物「ストランド・ビースト」

風によってって動く生物

芸術大好きな私ですが、
「だれも思いつかない発想だなー!」
って思える作品が特に印象に残ります♪

先日、芸術大好きな僕の友達が動画を見せてくれました。
「これ、きっと驚くよ」って。

その友達の狙い通り!ギョッとしました!!
こちらの動画です。


STRANDBEEST EVOLUTION 2017
出典:https://www.youtube.com/watch?v=LewVEF2B_pM

オランダの芸術家、テオ・ヤンセンさんが作る通称「ストランド・ビースト」(浜辺の獣)という作品群です。

テオさんによると、風食生物といって「風を食べて動く生物」らしいです!

プラスチック製のパイプを結束バンドで繋ぎ合わせるだけのシンプルな作りで、風や圧縮空気によって動きます。

コンピュータやセンサーは無い、まったくアナログな作りなんだとか。

単純な作りなのにあそこまで複雑な動きができるのって凄いと思います!

↓ ペットボトルで空気をためて動く構造
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画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=LewVEF2B_pM

テオ・ヤンセンとは

大学で物理学を学んだ後、芸術家に転向します。
物理と芸術の有効を目指すなかで、「ストランド・ビースト」を作り始めました。

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彼はストランド・ビーストを本物の「生物」にしたいと本気で考えているんです。

 

プラスチックパイプだけで作っているのも、人間がタンパク質など単純な要素でできていることを反映させているんだとか。

テオさんがいなくても、浜辺で自由に動き回る。
理想は、自分たちで分離し繁殖する!!

あの動画をみたら、なんだかほんとに実現するような気がしちゃいます!

 

そしてなんと、彼はストランド・ビーストの作り方を公開しているのです!
「遺伝子構造を公開しているんだ」と表現していますが、これはビーストが世界で色んな人の手によって生まれてほしいからなんだとか。

しかも、ビーストたちは年を経るごとに「進化」しているんだそうです。
強い風や潮などの危険を回避するようになり、次は砂が体に入らないようになり・・

テオさん曰く、自分が死んでも生き残っていける「生き物」を作りたいんだとか。

徹底していますね!!


度々個展で来日しているので、次の機会には行きたいと思います!
みなさんもチェックしてみるのはいかがでしょうか。