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宮崎駿と高畑勲が取り合った!スタジオジブリを支えたアニメーター「近藤喜文」

後進アニメーターに大きな影響を与えた人、近藤喜文

僕は周りの人で「スタジオジブリを知らない」という方は出会ったことがありません。
誰もが認める日本のアニメーションのけん引役です。

宮崎駿さんや高畑勲さんがクローズアップされがちですが、彼らのビジョンを形にする仲間が必要ですよね。
今日は、初期~中期のスタジオジブリ作品を支えた作画監督近藤喜文(こんどうよしふみ)さんを紹介します!

作画監督とは

作画監督って役職を僕は最近までほとんど知りませんでした。
調べてみたところ、こういう役割分担になっているそうです。

作画監督

登場人物に関するすべてを統括する仕事!
キャラ設定、原画の統一性をもたせたりしています。

美術監督

背景美術をすべて統括する仕事!
映画の雰囲気づくりを担当しています!

そしてこれらを統括するのが監督ですね。
他にも脚本、プロモーションなど、さまざまな仕事があります。

近藤さんが担った映画

近藤さんが作画監督を務めた映画は、火垂るの墓魔女の宅急便おもひでぽろぽろもののけ姫など、どれもスタジオジブリを代表する作品です!
作画監督としての腕と妥協を許さない仕事ぶりが買われて、1995年に「耳をすませば」の監督も務めています!

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取り合いになる人材だった

妥協せず仕事に向き合い、他の人にできない躍動感ある絵を描く人だったとか。

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画像出典:http://d.hatena.ne.jp/type-r/20160122

スタジオジブリの初期、宮崎駿さんが「となりのトトロ」、高畑勲さんが「火垂るの墓」を同時制作することが決まりました。
その際、近藤さんをどちらのチームに入れるか、大騒乱が起きたのだとか。

結局、火垂るの墓作画監督を務めることが決まったとき、宮崎駿
「僕は腱鞘炎だ、入院する。僕が降板すればトトロも火垂るもなかったことになる」
とまで言って反抗したそうです。

大人げないですね 笑

それだけ自分のチームに欲しかったんですね~

将来スタジオをけん引していくことが望まれていましたが、耳をすませばを公開して3年後、急遽してしまいます。
しかし、後進のアニメーターにすごい影響を及ぼしたのだとか、近藤さんに憧れてジブリで頑張っている方も多いそうです。


有名な映画も、こうやって優秀な方々が合わさってできているんだな、と思いました。
今後は関わっている人たちにも目を向けながら、映画を楽しみたいと思います♪